京都の超高級ホテル開業ラッシュ

コロナ禍にもかかわらず京都で超高級ホテルの開業ラッシュが起きているそうです。それにつられて、不動産市場も高騰しています。金融アナリストの高橋克英さんは「京都では投資が投資を呼ぶ好循環が起きているらしく、景観規制や別荘税といった政策は、むしろプラス材料になっている」と言われています。

国内外の富裕層を惹きつけている理由は、

  • 「京都のブランド力」
  • 「世界的なカネ余り」
  • 「外資系最高級ホテルの開業ラッシュ」

京都は千年の都として、「国際観光文化都市」に指定され、四季を通じて内外から多くの観光客が訪れていますが、コロナ禍でインバウンドはゼロの状態です。それにもかかわらず、京都では、日系や外資系の最高級ホテル(ラグジュアリーブランドホテル)が相次いで開業しており、この先も開業ラッシュが続く予定だそうです。実際、京都市によると、2021年3月末の京都市内の旅館・ホテル数は679軒と前年比23軒増加しており、コロナ禍にあっても、6年連続増加で推移しています。

2020年3月には、江戸時代から残る京町家を再構築した、全29室のスモールラグジュアリーホテル「ザ・ひらまつ 京都」が開業。三井不動産は、自社ブランド初の最高級ホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」を昨年11月に開業。二条城に近く、客室は全161室、最上級の「プレジデンシャルスイート」は1人1泊130万円もします。帝国ホテルは、祇園にある国登録有形文化財の弥栄会館を改修した高級ホテルを、2026年春に開業する予定です。

「京都のブランド力」についていえば、「国際文化観光都市」京都のブランド力は絶大で、アメリカの人気旅行誌『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』の、世界で最も魅力的な都市を決める「Best Big Cities in the World」において、京都市が世界1位に選ばれています(2020年10月)。「ミシュランガイド京都2021」によれば、3つ星は「菊乃井 本店」「吉兆 嵐山本店」など7軒、2つ星19軒、1つ星84軒と星付きの飲食店は110軒にも上ります。

「外資系最高級ホテル」の存在と開業ラッシュについていえば、インバウンドの増加に比例するように2014年に「ザ・リッツ・カールトン京都」が開業して以降、「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都」(2015年)、「フォーシーズンズホテルレジデンス京都」(2016年)、「パークハイアット京都」(2019年)、「アマン京都」(2019年)がオープンしました。コロナ禍であっても、この流れに変化はなく、今年3月には「フォションホテル京都」が開業し、今年9月には「ROKU KYOTO LXRホテルズ&リゾート」が開業予定である。コロナ後にインバウンド需要が回復することを見越して、この先も、「デュシタニ京都」(2023年予定)、「京都東山SIX SENSES」(2024年予定)、「京都東山バンヤンツリー」(2024年予定)、「シャングリ・ラ京都二条城(仮称)」(2024年予定)など、開業ラッシュが続くことになります。

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